本色(ホンショク)

¥8,640

現代の技術で香りを高めた、本物の正山小種
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    正山堂

正山堂・本色

正山小種は、世界の紅茶の始祖であり、400年あまり前に武夷山桐木関で誕生しました。
正山小種・本色の原料は武夷山国家級自然保護区の海抜800mほどから摘採されており、私たちは百年前にヨーロッパの王室を風靡した正山小種紅茶を復活させるため、改良後の正山小種紅茶の伝統製法を用いて製造しました。
馬尾松による燻焙技法を残し、このお茶を松煙香と桂圓乾香のあるものとしており、茶湯は甘くて滑らかで、喉元に余韻が長く続きます。

缶の内容量 50g
テイスティングパックの内容量 5g
中国の等級 特級
摘採基準 一芽二葉
茶類 紅茶
産地 武夷山国家級自然保護区、世界紅茶の始祖である正山小種の原産地、世界複合遺産の核心地区
乾茶の評語(※) 烏潤緊結、条索肥壮
茶湯の評語 橙黄透亮
滋味の評語 甘甜順滑、喉韵悠長;微有松煙香、馥郁的果香。冷嗅杯蓋蜜香濃郁
葉底の評語 明亮舒展、呈古銅色
保存方法 密封し、乾燥した、異味の無い冷暗所に光線を避けて常温で置くこと

※”評語”とは、現地の茶葉テイスターである評茶員・評茶師が用いる、茶葉の鑑定用語のことです。原文の意味をそのままお届けするため、評語は翻訳せずに記しています。

紅茶の誕生

正山小種の原産地は中国福建省の武夷山桐木関です。
正山堂の江氏の先祖は桐木関に定住し、後の世代が茶を植え始めました。

明の時代の末から清の時代の始まり頃(西暦1568年頃)、ちょうど茶摘みの季節に官兵の一団が桐木関を通過し、夜は摘み取った茶葉の上で寝ていました。
官兵たちが立ち去った後、元々緑茶にするつもりだった茶葉は変質して紅くなっていました。

江氏の先祖は、既に発酵してしまった茶葉を何度も繰り返して揉み、桐木関には豊富にあった松の木を用いて乾燥させて作りました。
松の木が燃えるときに、濃い松の煙が生まれ、茶葉は松の煙を吸収すると、色が艶のある黒色に変わり(このために英語では、紅茶はred teaではなくblack teaと呼ばれます)、独特の松煙香を放つようになります。

江氏の先祖は、この茶葉を麓にある星村の市場で捨て値で販売したところ、翌年には思わぬことに数倍の値段でこのお茶を買いに来る人が現れました。
これこそ、世界で最初の紅茶である正山小種の誕生です。

正山小種の産地

正山小種は世界の紅茶発祥の地であり、世界文化遺産と自然遺産の複合世界遺産の地である、武夷山国家級自然保護区内で生産されています。
『中国茶経』によると、正山小種の”正山”とは本来の”高山地区で生産された”という意味を表しており、その範囲は”武夷山桐木村の廟湾、江墩村を中心とし、北は江西省鉛山県の石隴、南は武夷山市星村鎮の曹墩百葉坪までで、東は武夷山市大安村、西は光沢県司前郷の乾坑、西南は邵武市龍湖観音坑までであり、面積は約600㎢”とされています。

国家級自然保護区のエリア

ここは植生が豊富で、山は高くて谷は深く、土壌は肥沃で、汚染源からも遠く離れており、亜熱帯の常緑広葉樹の森林システムが完璧に保全されています。独特の自然条件から、茶樹の生長に有利であり、茶の原料の優越性があります。

正山小種の伝統技法

摘採:保護区内の樹齢の比較的高い小葉種の茶樹を用い、一芽二三葉で摘みます。時期は立夏から芒種にかけての晴天が良いとされます。

萎凋:桐木関一帯は製茶の季節には雨が多く、晴天が少ないため、一般には室内での加温萎凋を行い、初期製茶の工場である”青楼”の中で行われます。

揉捻:かつては揉捻は手作業によって、茶を條型にきっちり巻いて、茶汁を染み出させていました。現在は揉捻機を用いたものに改められています。

発酵:熱発酵という方法を採用しており、適度に揉捻を行った原料茶を竹かごの中に入れ、厚い布で蓋をします。茶葉に含まれる酵素の働きで発酵が行われ、青い葉の色は黄~紅色に変わり、茶の香りが出て来ます。

過紅鍋:これは小種紅茶に特有の工程で、適切な温度になった鉄鍋に発酵した葉を入れ、両手を使って炒ります。過紅鍋の作用は酵素の働きを弱めることで、これによって小種紅茶の香りは甘く、茶湯は明るく艶があり、味わいは濃厚になります。

復揉:炒めた後の茶葉は、必ず復揉を行い、茶の形をよりしっかりと巻いたものにします。

薫焙:復揉を行った茶葉を竹の篩の上に均等に散らばせ、”青楼”の最下層に吊り下げます。室外の炉では赤々と松の薪を焚き、その熱気を”青楼”の底部に引き込みます。茶葉は乾燥する過程で、ずっと松の香りを吸い続けるので、小種紅茶に特有の独特な松の煙の香味がつきます。

正山堂は2005年に全く新しい紅茶である金駿眉を開発して以降、伝統技術の改良にも取り組みました。
大部分の消費者が受け入れ難いとする松煙香を取り去るだけでは無く、茶葉そのものの花香、果香を高めることによって、正山小種紅茶は400年後にまた新たな光彩を放つようになりました。

正山小種とは何か?

正山小種紅茶は福建省に特有の紅茶です。
一般的には、武夷山市星村鎮桐木村および武夷山自然保護区内の茶樹の生葉を原料とし、当地の伝統的な加工技術で制作されたもので、独特の松煙香と桂圓乾香のあるものを正統な正山小種と呼びます。

“正山小種”は武夷山市星村鎮桐木村で生産され、”外山小種”はその近隣地区で生産され、”煙小種”は政和、建陽などで生産されます。
その中でも正山小種が最も品質が優れています。

伝統技法による正山小種は、摘採、萎凋、揉捻、発酵、過紅鍋、復揉、燻焙、復焙などの工程で製造されます。
乾燥茶の色沢は黒く艶があり、発酵程度が高いので、入れた後のお湯は紅色を呈します。

馬尾松の木を用いて濃い煙を生じさせ、加熱、萎凋、乾燥をするために、茶葉は大量の松の煙を吸うので、独特の松の煙の香りを持っています。
味わいはまろやかで、桂圓湯のような味があり、ミルクを加えても茶の味が減らないため、海外市場で人気を博していました。

飲み方

泡飲法

茶器を温めます。白磁の蓋碗を用いるのが良いでしょう。

5gの茶葉を入れ、100℃のミネラルウォーターもしくは純水で淹れると、茶の香りが引き立ちます。

洗茶の必要はありません。最初の茶湯はスピーディーに抽出し、その後は少しずつ濃度に合わせて長くしていきます。

煮飲法

透明な材質のティーポットを使い、5gの茶葉をお茶パックの中に入れ、お湯を500~600ml加え、3分間煮出すと飲むことができます。

Tea Master’s Voice

TeaMaster

中国では燻煙香が避けられがちなので、このような松煙香を有する正山小種は少なくなりました。しかし、そこは正山小種の伝承者である正山堂。伝統を大事にするために、武夷山国家級自然保護区の良質な原材料を使って、伝統に近い味わいの正山小種を作っており、それがこの本色です(ただし、お茶の香り自体は伝統技法よりもさらに高められており、渋みも少なく仕上がっています)。1煎目は燻煙の香りが強く感じられますが、煎を重ねていくと煙が少し遠くに行きながらも主張を続け、このお茶が本来持つ甘い香りに輪郭を与えてくれるような印象を持ちます。乾燥茶葉や1煎目の茶水の香りを嗅いだときと飲んだとき、煎を重ねたときの印象が変わっていく、非常に飲み応えを感じる伝統型の正山小種だと思います。

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